やっとのことで山は越えた。

結論から言うと、別れないことになった。
「お前のことは諦めているから。」
っていう言葉は、そのまんま「私自身」にあてはまるものではないらしい。

私に対して、諦めているのではなくて、
私が卑屈に弱くなっているときに、
どんなに思っていることを言っても、
この子の中には響いていかないのかな？って思うことがある。
っていうことだったらしい。

たしかに、彼に話すときは、
もうアドバイスを求められる精神状態じゃない。
もう、正論を受け入れられるだけの余裕がない。

だって、分かってるんだもん。
分からなくて言ってるんじゃなくて、
分かってるけど、でも、今の私にはできないんだもん。
頑張りたいけど、頑張る力がない。

だから、落ち着かせてくれて、
必要としてくれて、大丈夫なんだ、って安心さえできれば、
また、ちゃんと頑張ることができる。
ちょっとずつしかできないけど。

だから、もちろん、一緒に頑張ってほしいけど、
頑張る力の充電をしたかったんだ。私。
それは、たしかにわがままだとは思う。

でもね、彼にしか言わないんだよ。
他の人には言わない。聞かれれば、話すこともあるけど、
誰かれ構わず話すなんてことはしなくなった。

それは、私の中での大きな成長で、
そのうち、彼にも言わないで、自分の中だけで
解決できるようになれば、それが1番だと思う。

ちょっとずつ、言う回数も減ってきてて、
ちょっとずつ、私自身が落ち着いているんだと思ってた。

けど、今回の「諦めてる」発言は、
そんな気持ちでいた私のナイーブなところにグサっと入って、
もうダメだぁ〜・・・と思ってた。

そんな気持ちで付き合ってたって、
お互いにいいことなんて1つもない。
負担になるだけなら、もうやめよう。そう思っていた。

意味としては私が思っているほどひどいものではなくて、
でも、言葉としては厳しいし、痛かったし、
迷ったけど、自分の弱い部分や、
ちゃんと受け入れられないところを反省して、
2人の気持ちがまだちゃんとお互いに残っているから、
これからも頑張ろうって思うことにした。

いや、思えた。

昨日の電話でその話をした時間は多分、10分ぐらいかな・・・
残りの35分は寝られていたらしい。
そこもどうかと思ってたけど、
今日、会って納得したからそれはいいんだ。

バイト帰ってきて、寝ないで残りの課題やって、
その足で合宿に山梨行って、慣れない土地で
あんなにいっぱい本持って、ゼミ頑張ってたんだもんね。

そりゃ、眠たくもなるわ。飲んでただろうし。

〜秘密に続く〜